と、思いたい。
が。

やっぱ、だまされた……?

そうだよなー。過去に戻れるなんて、映画やゲームでもないかぎりねーよなぁ。
ちくしょー、今度ナミさんにツバサ先輩のオンナ関係しゃべりまくってやる!
(知らんけど)

「はぁ~……」

肩を落としたオレの前に、ひらひらとなにかが舞い落ちた。
その、七夕の短冊のような長方形の白い紙を拾い上げると、

『大吉』

と、大きく墨書きされていた。
そりゃもー、見事な達筆で。

「なんか皮肉だけど、まぁ大吉なら――ん?」

よく見ると、

『犬吉』

だった。

「~~~だまされたっ!」

オレは憤然と肩を怒らせ、雑木林を後にした。

<END>