「ちょっと待ったー!」

教室の扉へ向かいかけたユマが、驚いたように足を止めた。

「な、なに? そんな大声出して」

「あ、いや……ちょっと、話が」

「話?」

小首を傾げたユマが、「ん?」というように軽く唇を尖らせ、オレの顔をのぞきこむように近寄ってくる。

うわ。
オレ、ユマのこの表情が、すっごく好きなんだよなぁ。

ドクドクと脈打ち始めた心臓を意識しないようにしながら、

「あのな、オレ――!」

「あ、そだ! あたしも話があったんだ」

意を決して口を開こうとしたオレを、ユマはするっとスルーした。
だーっ、タイミング悪りぃ!

「話、あたしが先でもいい?」

■選択肢
1.ユマの話を先に聞く
2.いや、オレの話が先