「『もうカンベン』って……冷てぇなぁ」

世間の冷たさを知ったオレは、ため息をつきながら肩を落とした。

と。
その目の前をひらひらとなにかが舞い落ちた。

「? なんだコレ」

七夕の短冊のような長方形の白い紙を拾い上げてみると、

『大凶』

と、大きく墨書きされていた。
そりゃもー、見事な達筆で。

「……はぁ~~」

オレは特大のため息をつきながら、やるせない思いを抱え、雑木林を後にした。

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