SugarStory's

オリジナルの女性向けのSS(ショートストーリー)が読めるサイトSugarStory'sです。ごゆっくりお楽しみにくださいませ。

  おぉ~、つき合ってくれるか、心の友よ! アンタいいヤツだなぁ。 で、話を戻すとだ。 オレの学校(偏差値中の上って感じの平凡な県立高校)には、伝説がある。 いやホント。マジで。ガチで。 校舎裏の雑木林。その奥まった場所にひっそりとたたずむお地蔵様。 その名 ...

  おぉ~、聞いてくれるか、心の友よ! アンタ、オレ史上最高にいいヤツだなぁ。 理由というのは――ぶっちゃけ、色恋沙汰で。 高2の1学期終業式直後なんていう、よーし明日っから遊びまくるぞー! なんて、みんながテンション上がりまくってる中、「あたし、転校する ...

  「ユマが好きだ」 1秒が1000秒にも感じられる時が過ぎた頃。 ユマの両目から、はらはらと涙がこぼれ落ちた。 「ユ、ユマっ!?」 慌てるオレを、 「バカッ!」 と、ユマが怒鳴りつけた。 「順番逆っ!」 「順番?」 「普通、好きって言ってから抱きしめたり ...

  ユマを抱きしめようと――伸ばした手を、ひっこめた。 オレはユマを好きだけど――ユマと離れてその気持ちに気づいたけど…… ――ユマは? ユマにとって今のオレは、ただの男友だちだったりするんじゃないか? ぐるぐると渦巻く黒い考えは、オレから告白する気力を奪 ...

  「い」 『いいよ』と言いかけ、オレは慌てて口をつぐんだ。 このタイミングで話って、100%転校だろー! ってことは、あの日のように手を振ってあっさりお別れ、てな事になりかねず。 「いや! オレの話が先で!」 「そ、そう? まぁいいけど……なんか、大事な ...

  「いいよ」 「ありがと。――でね、あたし、転校するんだって」 「!」 ユマの言葉に衝撃が走る。 アホかオレ! このタイミングで話って、100%転校だろー! このままだと、あの日のように手を振ってあっさりお別れに――。 「だから……」 「悪りぃ! オレ帰 ...

  「――っ!? ト、トキオっ!?」 腕の中に、ユマがいる。 ユマの身体を、熱を、吐息を、全身で感じる。 「オレわかったんだ。会えなくなって、やっとわかった」 「え? 会えなくって、なんで……それってまだ――」 「オマエの事、他の女友だちとおんなじだと思っ ...

  告白しようとした瞬間、ある疑問がオレを捕らえた。 もしも、ユマの答えが『NO』だったら? 今までどおりじゃいられなくなって。 今度こそ、もう二度と会えない――? その恐怖が、オレから言葉を奪った。 「トキオ?」 「――悪りぃ。冗談」 オレの言葉にユマは ...

  ガーーーンッ!! そりゃないぜ、心の友よ。 いやさブラザー。いやさメーン。 ま、限りある時間、オレの与太話なんかに使えねーYO! って気持ちもわかるがな。 フッとクールな笑みを口の端にきざむと、オレは時戻し地蔵に背中を向けた。 と。 突然、目の前にひらひ ...

  「神しゃっ、とっ、てっ!」 “祈りの言葉”をかみまくり、舌までかんでしまった。 「痛ってぇ~……」 痛みのあまりうずくまるオレの耳に、靴音が届く。 「「誰だっ!?」」 重なった声の先に、バスケ部仲間のケンジがいた。 「なんでケンジが……今日、オマエ主 ...

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